風が強くてハゲるんじゃないかと思った県大会

「県大会」はみんなで言う。(小学校の卒業式でよくやるシュプレヒコール風のタイトルだな、と思ったので)特に駅から会場までの道のり。ビル風まで相まってた強風の圧たるや。

マーチングの大会の結果は金賞ながら、久々の県大会落ちだった。落ちてよかった。
9年連続、関東大会に行けてたのが、むしろ不思議なくらい。
おかげで今年度で辞める宣言してた同じパートのメンバーも
このままじゃ辞められねぇ、という気持ちになってくれた。

ただ現在高3、進路の関係でマーチングは今年度で卒業必須の
スネア担当男子が号泣してたのが申し訳なかった。
あの泣きっぷりは相当の努力をしてたんだと思う。

自分は泣けるまでの努力をしていなかった。
9年前、関東大会初出場が決まった時に号泣した自分はどこへ。

その前述のスネア男子と幼馴染の男子もメンバーにいるのだが、2人で慰めあっていた。
幼馴染男子は大学でもマーチングを続けるのだが、やはり泣いていた。
お互いの自宅でよく一緒に練習していたらしい。

親が転勤族で幼馴染など皆無の自分には、それがうらやましかった。
自分には地元と言えるところもないし、根っこがないと感じる。
故郷と思っていた出身地も祖父が亡くなり、祖母が認知症となった今、身近な土地と感じなくなってきた。

ちなみに会場には突然誘ったにも関わらず、同僚2名が来てくれた。
内一人は「音楽に重厚なメッセージって必要ないんだな、って思えました。」
という、我々のショーを見た上での感想を述べてくれた。
もう一人はその感想を聞いて爆笑していた。
ネタに走りすぎてないのもいいですね、とのことだったが、本当に褒められていたのだろうか。
とりあえず、マーチング界の日常系を自称しようか。

職場で今年のショーのテーマを話した時、みんな「え?」ってなってたしな。
合わせて去年のショーのテーマも伝えたら、みんな笑い出したし。
ショーの最中もお客さんが笑ってくれたから、それはよかったと思う。
人を楽しませることができたんだな、と。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください