ランチ後に散歩(チャイコフスキー編)

ただ散歩中にロミオとジュリエットを聴いてただけなんだけども。職場近くの観光スポットで散歩した。

混んでるのだが、観光スポットなだけに、みんなの顔が楽しそうでいい。一人で音楽を聴きながらそんなところを歩くと、自分のアウェーっぷりに孤独感は増す気もするのだが、なんかいい。浸れる。

このチャイコフスキーのロミオとジュリエットがまたいい。グっと来る。チャイコフスキーのゲイであるが故のロミジュリへの感情移入が感じられるような。周りから認めてもらえない自身の恋愛を重ねてる感。

昔、付き合っていた人と別れた直後ぐらいに、リストの愛の夢を弾いてみたら、リストの気持ちがダウンロードされてくるような感覚に陥ったことがあるのを思い出した。このフレーズはこんな気持ちで、こういう情景を描いていて、というのが手に取るようにわかった。こいつ絶対、恋人と別れた直後に傷心が癒えぬままこれ作ったやろ!お前と一緒や!と思いながら弾いた。

妄想がヒドイ、と思われるだろう。でもこういう何かに繋がった、という確信を得る時がないか?と書いていると、完全なる統合失調症患者から来た電話の「冥王星からの電波がー、地球の人間の遺伝子にー」的な内容を思い出したのでもうホントに止めよう。

精神科の医者が集う団体の事務をしていた時、春先になるとよく患者から電話がかかってきて、5〜10分は捕まることがあった中の一つな。精神科の先生に宇宙の真実を教えたいとのことで、かかってきてた。真実である可能性はなきにしもあらずだが、現世を生きる我々には何にしろ理解できないと思う。理解できない我々こそ、かわいそうなのかもしれないが。

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