昨日はマーチングの練習。大会も終わり、基礎練習オンリーの日だったので半分遊んでいた。 マリンバ等の鍵盤楽器の基礎練習でやるスケールがあるのだが、その右手と左手を別の人間同士でやってみた。
例えば、ドレミファソラシド、の音階を叩くのであれば、ド、ミ、ソ、シをAの人が叩いて、レ、ファ、ラ、ドをBの人が叩くイメージ。ドレミファソラシドなら難しくないが、ある程度小難しいスケールだとなかなか上手く出来ず、爆笑しながらやっていた。これやってたらボケないんじゃない?という話になった。
こういったことをアメリカのドラム&ビューグルコー(マーチングバンドみたいなもの)ではショーの一部として組み込んだりするので、恐れ入る。アメリカのドラムコーのショーはあまり好きではないが、技術だけはスゴイ。そこに参加したことのある日本人の話も面白い。
歩きの練習をぶっ続けで1時間ぐらいさせられてて、トイレに行きたくなったけど、途中で止めることは命令違反になるから、漏らしながらやり続けたヤツがいる、とか、そんな話。ドラムコーは軍楽隊の流れを汲んでいるので、リーダーにはサージェント(軍曹)やらメジャー(少佐)やらの称号が与えられていて、その命令に下っ端は逆らえない超体育会系の世界だからこその話。
絶対、自分は参加したくないし、そもそも参加できないけど、そういう話は聞くだけなら面白い。ノンケでありながらカラーガード(フラッグ、ライフルなどの手具を扱い、ダンスも踊るヴィジュアル担当。演奏はしない)のゲイのコを一瞬、かわいいと思ってしまった話とか、スーツケースに詰められて、階段からスーツケース毎落とされた話とか、アメリカの虫がデカくて痛いとか、人の家の前で爆音で練習してても誰にも怒られない、むしろ見物しにくるとか、エピソードも各種取り揃えられている。
ちなみに自分のバンドでもそんなエピソードはいくつかあるもので、最近だとカルピスの原液を一気飲みして、血糖値がヤバいことになり、今現在、入院中のヤツがいる。現場にはいなかったから詳細は知らないが、いじめとか強制でそうなるようなメンバーではない。おそらく自滅。
たまに唖然とするようなことをしてるのが、側から見ていると面白い。そんな場だが、そのノリを強制されるわけでもないので、自分もあまり気負わず参加できている。気を紛らすことができる場があるのが幸い。